バイクショップ八尾カワサキがお届けするハーレーダビッドソンと共に風を感じるライフスタイルマガジンです。
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コラム

Freedom Cafe2

「よし、僕もでかけるか!」
と思い立ち、カメラとハーレーのカギを手にして会計へ。

さきほど頼んだカレートーストとマンゴージュースを食べている時にふと見た雑誌にとてもきれいな風景が。
「今日はここに行こう」と本日の予定を決める。
目的地はここから2時間ほど。少しばかりの遠出だ。

ハーレーに跨り、エンジンをかけ発進。
本当に今日が晴天でよかった。吹く風が心地いい。
目的地が遠いので、早速高速に乗る。

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40分ほど走らせてサービスエリアに寄ると、そこには多くのバイクたちが休憩をしている。

オーナーの年齢も、乗っているバイクのジャンルもバラバラなバイクがずらりとある。

 

国産のノーマルもあれば元の車種は一体なんだ?とガチガチにカスタムされたバイクもある。

車種はドラックスター、ドゥカティ、隼、ゼファーにもちろんハーレーも。

 

「どんな集まりなんだ?」と思いつつ自動販売機でお茶を買って、いかにもハーレー乗りの風貌の優しげな50才代の男性に声をかける。

 

「こんにちは。一体なんの集まりですか?」

「ああ、コレ?会社のバイク好きが集まってツーリング行くんだよ。」

「車種バラバラですね。どこに行かれるんですか?」

「ウチは車種に関係なく、好きならOKだからね。この近くの渓谷に行くんだよ」

 

と話は大いに盛り上がる。

 

「暑いですね。どうですか1杯?」と自販機にお茶を買いに戻って、優しげな50才台の男性に手渡す。
「おー気が利くね。よかったら俺のバイク見てよ」と案内される。

 

特にハーレー乗りはコミュニケーションとして自分のバイクを見せてくれる。

それは自慢とかではなく、ハーレーの喜びを分かち合いたいという気持ちが大きい。

そして、そのコミュニケーションが僕はたまらなく好きだ。

 

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案内されたバイクはなんとカスタムの中でも一番ごっついバイクだった。

「えっ!」と内心驚いたが、カスタムの金額にもびっくりさせられた。
500万円以上だそうだ。

よく聞くとこのグループの会社の社長さんだった。

 

10分ほどだろうか、楽しく談笑していると若い20才代の女性が近づいてくる。

 

「山下さん、みんな待ってますよ」

「わかった、すぐにいく」

 

出発するようだ。

「バイク乗る時は肩書きはいらないんだな」と、この時改めて思った。

 

彼らを見ていると「会社の集まり」というよりも「バイク好きの仲間」といった印象がある。

 

そうこう思って見ていると、もうみんな2列に並び準備は整ったようだ。

最後に僕に「安全運転で。それじゃ」とばかりに右手を上げ合図をしてくれた。

 

そんなかっこいい彼らの後姿をパシャリ。

 

たまには外で飲むお茶もいいものだ。

 

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